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2009年12月10日

H社障害対応 - 平謝られ篇

15時過ぎH社より通信回線がつながらないと障害対応依頼。
朝のデータ受信はできたのに、昼前からつながらない。確認してみたけれど、不具合時の標準セット、「PC再起動、TA(ルータ)電源切入、回線の物理的チェック」はやったとのこと。H社のPC周りの問題じゃないという直感…むしろ、S社側でなんかあったという感じから、データを取りに行く先のS社のシステムさんに何か問題ないか問い合わせてもらうようにしてもらう。S社で問題なければ、こっちに再度ふって欲しいということで。

紆余曲折あり結局現地にルータの代機持って見に行くことに。
工事だらけの中央道飛ばしてH社着。

さっそく拝見。何が原因か さっぱりわかんないので、障害原因の切り分け作業。
忙しいから早く直してね的な空気の中での切り分けプロセスはこんな感じ。

  1. 接続操作してみる -> NG。PCの問題ではない気がする。
  2. pingしてみる。-> 返事はする。RTA55iのBRI系がおかしい?
  3. Web設定画面を開いて、LAN-TA機能の設定を確認。特に問題なし。RTCの設定時刻が変だったのであんまり関係ない気がしつつ一応直しとく。
  4. telnetでルータに接続しログの確認。電話をかけに行っているけど、B1ランプつかないし回線が開く前にエラーが帰ってきてる気がする。なんか見慣れない切断理由が気になる。
  5. アナログ電話機(年に一回くらい突如として必要になるので、いつも車に積んである。燃えないゴミ救出品で元はFAXにつながってる受話器だけのやつ)から自分の携帯に発信してみるけれど、携帯に着信せず。
  6. 持参の予備RTA55iに入れ替えて発信しても同症状。回線開きもせずいきなり話中音。
  7. RTA55iの故障じゃない気がするので戻す。
  8. 携帯からRTA55iに発信してみたいが、電話番号がわかんない。担当の人にNTTの領収書を持ってきてもらうようにお願いする。通信専用の回線とかだと、社内の誰もその回線の番号がわかんないとか普通にあるのよね。なのでこれが一番確実。
  9. 持ってきてもらうまでの間、U点につながってるモジュラーケーブルをたどって確認してみるけど、そもそもISDNランプ点灯してるってことはレイヤ1生きてる。回線も大丈夫のはず。
  10. 電気代だの電話代だのの領収書類が綴じられたバインダーがやってきたので、一緒に探してみる。このISDN回線は現在このシステムでしか使っていないので、INS64の「通信」だけが上がってきてるのがそれなので、すぐ見つけられる。(ちなみにTAにつないだアナログ電話機などから発信すると、「通話」で明細に載ってくる。あれってTAの接続機器種別設定で振り分けられるんだろか?)
  11. 電話番号が判明。他の電話回線と様式が異なる書類に若干の違和感を感じつつ、携帯からとりあえずかけてみる。「お客様がおかけになった番号は…」なるほど。「お客様と通信のできる機器が…」って続くあれだとやっぱりRTが故障なのかなぁ。
  12. 「…現在、お客様のご都合で接続できません」って、あれー? 前の会社で潰れかけの怪しい会社と仕事してた時、そこの社長の携帯に電話した時良く聞いたアレですよ。
  13. すぐにピンと来てさっきのNTTの領収書の束に目をやる。書式が違って当然。この回線は請求書払いらしく、下がコンビニで支払えるあの用紙。うん。振り込み用紙ごと領収書のバインダーに綴じちゃってありますよ。。
  14. 「大変失礼なことお聞きしますが、この回線のお支払いは…?」
    「え、自動引き落としでちゃんと払ってるはずだけど?」
    「ですがこちらに、振り込み用紙が残ってるようなので…。一度NTTに問い合わせてみて頂けませんか。こちらに料金お問合わせ先の番号が」
  15. 担当者さんNTTに電話。
    [えぇー、そうなんですか。あ、はい。支払いすればすぐ繋がるんですね?」
    にひひ。どうやら的中。
  16. 「待ってますんで、ちょっとコンビニあたりでお支払いしてきて頂けますか」
    「あ、はい。早速」
  17. 誰かに頼んだようで、すぐに担当者さんもどってきて、それでも半信半疑っぽい様子。
    「もう8割くらいの確率で、これが原因ですかねぇ」
    「多分、払ったとこで開通すると思いますよー」
  18. ちょっとして支払い行ってきたらしいおばちゃんが領収書握りしめやってくる。
    「ごめんなさいねぇ。もうすーっかり忘れちゃってて」
  19. 回線接続 -> OK。データ処理も通常通り進行。はっはっはー。
  20. 復旧立会よし。障害対応作業かんりょー。

社内のわりとしょーもない手違いが原因だったので、「ごめんなさいねほんと。遠いとこ来てもらって申し訳ない」と謝られまくり。
S社のシステム担当氏に復旧の連絡いれたときも、理由聞いたら笑ってた。

やっぱり通信関係の障害対応は経験がものを言って面白いもんだ。
「わかんないので調べてまた来ます」だと大変な敗北感あるけどさ。

相変わらず帰りの高速代は出ないので、下道を二時間かけて帰社。

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お疲れ様でした。55ですと、接続時間・回数制限を入れたままにしてて、引っかかることもありました。

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